モノクロの日々
2005年 04月 08日
私の大好きな写真家さんの一人にゆっきーこと、内田ユキオさんがいます。
私はゆっきーの写真だけじゃなく、ゆっきーの書く文章も好きだし、
まず第一にゆっきーの人柄が好きです。
優しい、やわらかい空気が流れている気がします。
ゆっきーの著書、『ライカとモノクロの日々』の中に私の好きな文章があります。
(抜粋してもいいのかな…まずかったら教えてください。削除します)
『青空はモノクロ写真では灰色で再現されることが多い。
それを見て我々は理想の青空を思い描くことができる。
世界でいちばん青い空は、心の中にあるのだ。
これからもフィルムが発達し、フィルターが進化して、
カラー写真で現実を超えるような青空がみられるだろう。
それでもモノクロ写真の灰色の空は、
どんなに鮮やかに取られたカラー写真の空よりも、
いつだってほんの少し青い。』
これを読んで、私はモノクロ写真が前よりずっと好きになりました。
白と黒の世界は、人の想像力を無限に広げることができる場所なんですね。
ゆっきーと出会って、私のものの見方が以前と変わりました。
そんなゆっきーの個展が今日から始まります。
by grafico2005 | 2005-04-08 17:11 | photo